保育士さんの現状

こんにちは!つぼみ認定こども園、園長の吉村です。
前回まではあまりにカチカチな文体でございましたので、今回からはもう少し読みやすく書けたらなと思っております。今回は「保育士」さんを取り巻く状況について少しお話をしたいと思います。

保育士さんを取り巻く現状

記憶に残っている方もいるかもしれませんが、2016年「保育園落ちた日本死ね!!」のブログ記事が出て、流行語にもなりました。その頃から日本全国で「保育士」さんが不足傾向にあります。平成25年度の数字ですが、東京・大阪では新規求人倍率が4.632.05。(求人倍率2ですと、2つの求人に対して保育士さんが1人という意味です。)令和2年現在、それらの数字はさらに上昇(悪化)しており、日本全国で保育士さん不足が深刻であります。

3年ほど前、奈良県内市外の公立保育所の所長先生と一緒に仕事をする機会があったのですが、所長先生が保育室7つあるけれど保育士さんが居ないので保育室5つしか使っておりません。とおっしゃっていました。それを聞いた時、私は焦燥感をおぼえました。つぼみ認定こども園でも近い将来、深刻な保育士さん不足が訪れるのではないか?その後私は、保育士を志す学生さんや、第二新卒・キャリア採用を志す皆さんにヒアリングを行ったり、他園の園長先生とお話をしたりしつつ保育士さんが足りていない理由をまとめて参りました。難しいなと思ったのは、東京で保育士さんが足りていない理由と、奈良県で足りていない理由は少し違い、同じく東京の保育士さんが求める希望と、奈良県の保育士さんが求める希望もまた違うところです。

3つの理由

保育士さんが不足しているのは大きく分けて3つの理由がございます。

1つ目 労働時間の長さ(平日残業・土日勤務等)
2つ目 給料の安さ
3つ目 コミュニケーションの難しさ(職場内保育士さん・保護者さん)

人口密度が高い地域(東京・大阪など)
人口密度がそこそこの地域
人口密度が低い地域

で、それぞれ割合は違いますが上記3つの理由が全体の80~90%程度を占めております。つぼみ認定こども園が育つ喜びをともに感じ笑顔溢れるこども園であり続けるためには!!(はいここで当園基本理念さりげなく入れる)これらの理由と向き合っていかなければなりません。次回からは、その内容について少しずつお話していけたら良いなと思います。

お読みいただきありがとうございました!
つぼみ認定こども園 園長 吉村 光智

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